| 100号
三条女性会議会報 平成19(2007)年
運営委員会だより 7月25日 日 時 平成19年7月11(水)(AM9:30〜11:30) 場 所 三条市男女共同参画センター ★★★三条女性会議会報“鮮度一番”が100号に達しました!★★★ 1996年6月、当会設立の時の創刊号からはじまった会報は、2000年6月に “鮮度一番!”として引き継がれ、その後毎月の運営委員会のたびに、発行を続 けてきました。積もる話はさておき、この“鮮度一番!”は現在発行部数が170部 ほどですが、会員約70名には郵送で、残り100部はその他にお届けしています。 会員外の読者としては、三条市長さんをはじめとして市議会議員のみなさま、行 政関係各所の方々ですが、図書館や公民館に置いておくものをお読みくださる一 般市民もいらっしゃいます。 ところで、三条市の合併後は栄庁舎にもお届けし、新たなご縁をいただいた方もい らっしゃいます。そんな中、かねてより原稿をお願いしていた熱心な読者のお一人 である波三太夫さんが今回ご寄稿くださいましたものを“鮮度一番!”100号に 寄せてシリーズ初回分として掲載しましたのでご覧ください。 本日の運営委員会は前半の60分に、市長との「ふれあいトーク」を開催しました。 今号は、簡単ではありますがそのときの様子をお知らせしたいと思います。 三条市からは、国定市長、北神総合政策部長、捧地域振興課長、笹川広報室長 がお越しくださいました。開催に先立ち当会代表のあいさつにつづき、前もって市 にお示ししていたテーマについて市長からお話があり、その後参加者とのやりとり という形で進みました。 テーマ 市民参加による「市民のためのまちづくり」について 懇談予定項目 (1)今、まちづくりは行政と市民が車の両輪のごとく協働して行うことが、不可 欠といわれています。市民活動団体の現状・意見を知っていただくとともに、 私たちは行政の方針を確認、地域に貢献できるよう活動したいと思います。 @行政は市民活動団体に何を求めているか。 (行政の関連部署と三条女性会議との連携など) (2)三条市の男女共同参画推進体制について @三条女性会議は三条市男女共同参画センターを、運営委員会や電 話相談事業で月に5〜6回ほど使用しています。しかし、センターは 常時鍵がかかっており、ポストにはいつも郵便物が満杯です。今後、 ソフト面について考慮が必要かと思います。 A広報さんじょうで「子育て支援特集」がありましたが、子育てにおいて、 母と子の姿のみで、父・家族の姿が全く見えず、不安になりました。 三条市庁内においての男女共同参画の視点・推進体制について (3)三条市の事業についてパブリックコメントの募集があり、審議会などに反 映されると聞きますが、担当部署によって取り扱いが違うように思います。 パブリックコメントの有効な生かし方について 項目(1)について 市長 これから先の行政と地域との間の関係を考える上で、一番大切なポイントだ と思っています。市民活動団体は、地域(地域コミュニティー)という絡みだけ では見ることのできないものがある。その部分に対して、行政は市民活動団 体に公共的なサービスを求めている、やっていただくことを求めています。 項目(2)の@について 西方 三条市男女共同参画センターに内閣府からの電話や郵便物がきていても担 当者に連絡がつかなかったり返却されたりの現状です。センターの意味って なんだろうと思います。私たちは、場所だけを貸して欲しいのではなく、充分 に機能するところに意味があると考えますが。 捧課長 手続き上の問題だと思いますが、対処いたします。 項目(2)のAについて 田辺 市民に対し広報紙は大きな役割を担っていると思います。三条市は男女共同 参画を推進していく上で、視覚に訴える効果も考えてください。それと、新潟県 がハッピーパートナー企業への登録を募集しています。妙高市、長岡市、柏崎 市などの行政も登録が進んでいます。是非三条市も民間に率先して登録をして ください。 捧課長 この件の最終原稿が来たとき、確かに男女共同参画の視点が足りないとい う話を担当者としました。でも実際、夕方のスーパーマーケットへの取材では、 女性しかいなかったという現実もあったので、あえてそれでいくことにした。 ハッピーパートナー企業への登録は、三条市もそのような基準であるなら調 べて対応していきたいと思います。 項目(3)について 田辺 パブリックコメントの募集に対し、市民が意見を上げるということは重要。その 意見を担当課が公平にダイレクトに審議会なりに伝えているのかということを 疑問に感じたことがある。審議会などに、市民の意見をすべて示しているとこ ろと、担当者なりに意見をまとめて示すところがあると聞いた。市民の意見は 縮小されるものではないと考える。 市長 パブリックコメントの取りまとめ方というのはケースバイケースだと思う。委員の 方たちにお示しするときに一番大事なことは、ご意見の中のエッセンスは何か ということ。意見の方向性は何なのかということを我々が把握する術を失ってし まったら何のためにやっているのか分からなくなる。千差万別の意見を集約さ せないと、市民から頂いたご意見が、だいたいどんな方向性での意見だったの か討議できないのではないか。 野崎 私が参画している審議会ではパブリックコメントが事前に、そのまま配布され た。2,3日見て考える時間があり、書かれたものをそのまま読むことで良く理 解できた。書かれたものがそのままか、担当課がまとめたものかでは受け取 り方がちがう。意見を上げる人の訴えたいこととのずれが沢山あるように感じ る。そのへんの食い違いに対し考えて欲しい。 市長 難しいですね。パブリックコメントとはそれらの意見を計量的に判断せねばな らない。行政は、公平、公正にサービスをせねばという原理原則がある。 捧課長 今後、担当のパブリックコメントをやるところには、集約したものの他に全文 を見れるような工夫をしてくださいということで、今後取り扱いを検討してい きたいと思います。 坂田 パブリックコメントという表現について横文字でよばれなければいけないという ものがあるのか?もう少し聞く態勢が伝わるような表現がいいのではないか。 市長 私もあまりパブリックコメントと言わないようにしている。意見募集していますと いうふうには言っているが、文章としても気をつけなければいけない。 捧課長 その辺は広報の仕方で何とかなると思うが、政府としてパブリックコメントと 使っている。 坂田 市役所に受付ってないのか? 市長 総合的な窓口を、市民のおおよそ8,9割くらいが、一括で済ませることがで きるようにしようと今検討中。 矢沢 介護保険の改正によって、利用者にとって使い勝手がわるくなっている。サー ビスを受けている人は、どのようなサービスがどの状況で受けられるかを分か らない人が多い。市の方は、具体的な情報も含めて分かっているわけですの で、もう少し親切な対応をお願いしたい。 市長 さっそく庁内にもどりましたら改善したいと思います。 その他、育児支援について、病児保育、病後児保育を含めたファミリーサポートセン ターの話や、市民が各種研修案内などの情報が一覧できる場所などについて意見 交換がありました。ふれあいトークの模様はテープに録音し、それを元に今回みなさ まにお届けするわけですが、聞き取りにくい箇所もあり、全てをお知らせできないの は残念ですがご了承ください。また、発言者の意図との多少のずれがある場合は、 それもお許し願います。 ● ● ● ● ● 参加者の一言感想 ● ● ● ● ● 市長さん始めとして男性4人で現れました。女性はいないんだなぁーと思いながら話 を聞きました。市長さんは真摯な態度で話を聞いて下さり、言葉を選びながら応えて おられました。本音が出始めた処で時間切れ。再度行うとの事、楽しみにしています。 ・・・・丸山 日頃、行政との壁を感じる私ですが、この日は、市長さんはじめ関係部課長の皆さま から、わかりやすく答えていただき、納得したところもありましたが、課題も残りました。 ・・・・S.O 【お知らせ】長編アニメーション映画「ガラスのうさぎ」が上映されます。 2007年8月26日(日)三条市中央公民館大ホール 第二回「非核平和都市宣言」市民フェスタ 1回目 戦争体験談 10:00〜10:30 映画上映 10:35〜12:00 2回目 戦争体験談 14:00〜14:30 映画上映 14:35〜16:00 大人1,000円、高校生 500円、小・中学生 無料 (それぞれ当日200円増) ※障害者割引あります。(半額になります) チケット取扱所:三条市中央公民館、嵐南公民館、栄公民館、下田公民館、 三条市総合福祉センターNPO法人地域たすけあいネットワーク、 みずすまし、県央サティ、石川書店 問い合わせ先:みずすまし0256−33−7793 今年度総会の、記念講演の感想文を先月6月号に掲載しましたが、それに対し、講師 の市島清貴さん(新潟経営大学准教授)からお返事をいただきました。 「異文化コミュニケーション」の講演に対する阿部さんの感想に一言 新潟経営大学 市島清貴 阿部さん、感想をお書き下さいまして有難うございます。建設的なご議論を拝読して、 勉強させてもらいました。私も(何でも言いあえる三条女性会議の文化でありますので)、 少し自分の考えを補足させていただきたいと思いました。 国際社会のアメリカ化が急速に進んでいることに対しては、私も危惧の念を抱いていま す。「グローバル化=欧米の価値観の広がり(日本はとりわけ米国の価値観ですが)」 であってはならない、日本の伝統や価値観を失ってはならない、と願っているものの一 人です。グローバル化の名を借りたアメリカナイズされた今日の日本社会に数々の問題 が存在していることを否定しません。英語を国際語と勝手な決め付けをし、教育現場に バウチャー制度等をアメリカから直輸入する政府の姿勢に猛反発します。しかし、私の 講演でいくつかのアメリカの事象を取り上げましたのは、「アメリカがすばらしい」という 訳ではなく、異文化コミュニケーションを研究するにあたって、低コンテキスト社会(以心 伝心の使えない)アメリカ社会から学ぶべきことは、たくさんあるからです。 何事もいろんな側面があり、特に文化の善し悪しの決めつけは避けたいと思います。 阿部さんの引用された藤原正彦氏の「国家の品格」は、昨年ベストセラーになった本で す。藤原氏は、「論理だけではダメなのです」という命題を「これから証明します」と論理 的に話を進めようとするのですが、「論理には限界がある」という説明が(私には)分か り辛いです。どこまで論理を通せるか、限界とは何なのか、氏の説明では理解できませ ん。さらに、欧米の論理や合理が世界を破綻させるという仮説を立て、先人たちが数百 年かけて築きあげた「自由・平等・民主主義」を疑い、それに代わって「情緒・日本伝統 に由来する形・武士道精神の復活」が解決策だと言っています。精神論に傾注してい けば、非論理的な説明になりがちであり、詰まる所は「日本人なんだから分るだろう」、 「以心伝心」、「察しなさい」と言うことになり、私が講演で指摘した「異文化社会では 最も非効率的なコミュニケーション・スタイル」になってしまいます。最後のページでは 「日本人は、失われつつある心を取り戻し、野卑な国々とは一線を画し、国家の品格を ひたすら守れば、今の世界を救える唯一の国民になる」とあり、なぜ日本人だけがそれ を可能にするのか、私には不思議でなりません。が、日本人の多くには心地よく響くの でしょうか。 異文化間コミュニケーションにどっぷり浸かった世界に向けて、日本人が孤高を保ち、自 らの独自性や優秀さを過大に標榜するは、得策ではないと思います。日本人が伝統や 国力に見合った信頼を勝ち取るためにも、自文化・自民族中心主義の思想に陥らずに、 文化間にはお互い学びあうべきことはあるにしても、優劣の差はないとする立場を堅持 すべきではないでしょうか。 鮮度一番!に寄せて 「鮮度一番!毎号読ませて頂いています。続けることは大変なこと。力まないで行け ば良い事で、第一文章書いてのことなのだからアソビゴコロで鮮度を保つ。」 ハクビシンが見ていた 波三太夫 いつの頃からか風呂場の天井が騒がしく物音が聞こえるようになった。完全密封の筈で ある天張りにネズミらしき音が凄い。何処から這い入ったのか外を見回しても其れらし き隙間が見当たらない。其れが近頃強烈だ。まるで雑巾でも引きずり回しているかのよ うだ。其れはたまらない。 大工さんに話を持ちかけたら即座に狸ときた。思いついたら決行である。翌日大工さん が天張りを開けたら異臭が鼻を突く。小指大の糞の山であった。習性なのか一ヶ所だけ に定めておくらしい。それにしても何処から運んだのか。ギンナンが好物らしく散乱して不 気味に思える。前夜噴きつけたバルサンが効いたのか息絶えているようにもみえる。 ネズミ大の物体が四匹床に落ちた。すかさず妻の驚きと悲鳴・・・それはもういいとして、 大工さん、その道の詳しい人に聞いたらしく、狸ではなくハクビシンであると言う。 ならば捕獲出来ないと薄ら憶えに聞いてはいるが、無断で人様の家の天張りに巣食う事 に俺は許しがたい。 それにしても、永い事、隙間から「鮮度」の薄い我々が覗かれて居たのだ。人間と動物 との関わりで、河川工事で行き場の無くなった生き物がやっと見つけた棲家なのだが。 そう言えば昨年は里山に熊がよく出没していたことを聞いている。 人間との共存共生は如何にあるべきなのか。地球温暖化による現象が人類に様々な課 題を投げかける。自然破壊の中にある動物の居場所、否 総ての生き物が常に抱えゆく 問題であろう。 7月16日の地震にはびっくりというよりショックでした。皆さまはいかがでしたか? 以来、気持ちがシャンとせず、仕事にも身が入らず、100号を記念すべき今月号の 遅れを余儀なくされたことをお詫びします。柏崎市方面には、三条女性会議と縁ある方 々がいらっしゃいます。被災者への支援を、自分の出来る範囲で考えていきたいと思い ます。次回の運営委員会は8月1日(水)9:30からです。皆さまの参加をお待ちしてい ます。 今月号のイラストは、三条女性会議会報の初期の頃に、下村宏子さんが寄せてくださっ たものです。100号記念のシリーズの中で皆さまにもう一度お届けしたいと思います。 鮮度一番編集担当 原道子 |