71号
三条女性会議会報                              平成17(2005)年    
運営委員会だより                                    3月11日

日 時 平成17年3月2日(水)(AM10:00〜12:00)
場 所 三条市男女共同参画センター 和室
                
ひとことコラム   
昨年は水害・地震と大変忘れられない年でした。水につかった実家を見た時は言葉を失
いました。ずぶぬれになって助け出された両親の姿を現実として受け止めるのに時間が
かかり、思い出の品もゴミと化し、自然の無常さを覚えた日々でした。今年は平穏な年で
あることを願って迎えたのに、自然は中越地震の被災地の住民を雪崩という形で命を奪い
ました。美しい花を咲かせる同じ自然が過酷なことをすることに唖然とします。
水害に合わなかった当地は近親者を落ち着くまで家に泊めました。その経験を生かし地震
で避難所にいるお年寄りを泊めたいと思いましたが、どこに話したら良いのかわからないま
まに月日が過ぎました。明日は何が起きるのか分からない世の中。いがみ合うことなく仲良
く暮らしたいと願います。                               丸山静江



桜の花が店先にみえはじめましたが弥生寒波到来、毎度のことながらセンターの寒いこと!
まずはストーブのスイッチをON、委員会の準備をする人、お湯を沸かしお茶の用意をする人
、テキパキ動く女性たちでセンター内が華やぎます。全員がテーブルにすわった頃緑茶が手
元に、美味い!とおもわず叫んでしまうその理由はお茶の達人、野水さんのお点前。安室さ
んお手製のスイートポテト、小柳さん持参のきんつばで幸せいっぱいの委員会となりました。


本日運営委員会で話し合われたこと

1. ネットワーク三条の代表者会議が開かれました。

2月14日センターでの会議に出席した住谷幸子さんから報告がありました。
昨年は水害、地震のためネットワーク三条の事業が実施できず総会後初の代表者会議
でした。この日はネットワーク三条や男女共同参画センターの活性化を図るための話
し合いが行われ、市の女性政策担当の強力な推進姿勢が示されました。センターのち
らし作成やひとひとフォーラムの開催をはじめ新企画を考えようと各団体わきあいあ
いとした雰囲気のうちに、次回は3月14日が代表者会議と決まりました。住谷さん
には当会のネットワーク三条担当として今後もよろしくお願いします。

2. 三条女性会議第10回総会について

 17年度の総会を5月22日(日)に予定しています。詳しい日程は後日お知ら
せしますので、皆様の予定に是非入れておいてください。

3. チューリップの花絵プロジェクトについて

うことで4月下旬に行うことにしました。当初は仮設住宅にお住まいの方々へ数本ずつ
お届けしようと考えていただけですが、花絵もつくろうということになりました。たた
み一畳の大きさの場合2500本のチューリップが必要だそうです。5人だと1時間く
らいで摘み取ることができるとのこと、その後は花絵の作成に1時間。あなたも参加し
てみませんか?
4月29日みどりの日(金)祝日を実行予定日にします。
参加希望者には詳しい日程が決まり次第お知らせします。
問い合わせ 田辺 TEL 35−2689

【参加報告・・・・・Part1】
        12月5日 にいがた女と男フェスティバル
連合新潟女性委員会主催のワークショップ
「職場における真の男女平等を考えよう」に参加しました。 
                                        板垣りい子 
表題の下に“一見「男女平等」になったような職場ですが、本当にそうでしょうか。
実は、男も女も差別と競争の中で、息ぐるしく、働いているのでは? 基本に戻って、
職場をふりかえってみよう。“ というちょっと長いフレーズが掲げられていました。
本当にどうなのでしょう。参加者グループの中に男性一人、注目が集まり、意見が求
められていました。
 電話会社勤務の方の発言の中から、職名“主任” について。
主任といえば男性であったものが、いろいろな事を経験しましょうということで順番制
になった。基本的には平で、一年やると平に戻る。(主任手当ては200円で出勤日数を
掛ける) 順番がまわってきて誰もがやるので主任に対しての意識もうすらぐせいか、
今、誰が発令されているのかわからなくなることもある、との事。職場の意識変化が感
じられた。まだまだと思われる事としては男性は望まなくても昇進、女性は昇進がない
から賃金が低い。今まで男性だけだった職場に女性が入ったとしても昇進がない。それ
なりの仕事が与えられない。女性は死にもの狂いでやった人が管理職になっていく。
男性側からはお手上げ方式で研修参加を呼びかけ、機会があっても女性は手をあげない。
その他、男性がいろいろ行事に参加してきているので、男性の意識の変化が感じられる。
などなどでした。まとめとして、チャンスが用意されているので私たちが、どれだけ前
に出られるかであるということで終了しました。

【参加報告・・・・・Part2】
2月19日ウィルながおかフォーラム 
ウィメンズスタディズ・ネットワーキング主催の
「語り合おう“あの時”のこと」に参加しました。 
                                         小柳早苗 
大きな災害で女性たちが感じたことを語り合う会に、三条女性会議からも水害被災者
三名が出席し貴重な体験を話しました。長岡方面からは中越地震発生時の状況や対応
などが話され、三十名近い経験者が生々しい臨場感を時間の過つのも忘れる位、熱心
に語り合い将来への模索なども話し合われました。
経験談の中では、都市部で1人暮らしの女性が地震発生時から三日間、外からの声か
けもなく自身の積極的な手段も取れず恐怖と孤独感で苦しんだ話は、周囲も自身もパ
ニックの状態だったんだということや、当事者のショックの度合いも大きい問題だと
考えられました。
災害発生時に地域・行政・消防・警察等など、関係各位も被災者であるのに献身的な
活動を続けられた人々に深く感謝も含めて多くの検証を実行し、こらからの道しるべ
として大切にしていかなければと痛感しました。そんな中、若い女性や身障者のスポ
ーツマンたちの力強い活躍は、災害を受け日々の回復への努力をする私たちを励まし
てくれます。今日の語り合いも人は人によって癒され、回復力を高めることができる
のだと実感できました。 

【参加報告・・・・・Part3】

2月22日 公開講座に参加しました。
     主催/新潟県女性財団 共催/長岡大学                                                                                    田辺とも子
性とコミュニケーション 〜風通しのよい関係づくりのために〜
講師 村瀬幸浩さん 一橋大学、津田塾大学講師
三条市女性行動プランや男女共同参画審議会で活躍された児島俊郎助教授にお会いでき
る楽しみもあって雪深い長岡市悠久山の長岡大学へ西方さん、野崎さんと3人で参加し
ました。「性を学ぶということは、関係としての性を学ぶこと。自らの性のみならず、
相手の性もよく理解し、望ましい関係づくりを進める力を身につけること」の表題どお
り単なる性教育のはなしではなく今さらながら目からウロコの講演内容でした。
以下、村瀬さんのお話の一部を紹介します。

●性に関する不祥事の続発は根にある性差別意識が問題、男は求めるもので女は受身
という思い込みがDVの要因にもつながる。性は本能ではない、学ばねばならない、
性はその人の学習によって培われるもの。

●性の問題は女性の問題なのではないか、女性は女性自身の性を学ぶことが力になっ
ていない、性を拒否することで主体性を保とうとしている。

●日本の男女平等はまだまだお粗末、セクシャリティの問題を克服してこそ真の
平等がある。

●現代の若者は人間関係をつむいでいくという力が不足している、その結果付き
合う相手をどんどんかえていくことになる。不確かな「愛」よりは納得、同意、
安心、安全、快適かどうかみつめてみよう。「愛」とはとても安易に都合よく使
われる言葉である。

村瀬さん自身が貧しい性知識のまま結婚し、パートナーとのぎくしゃくした関係をな
んとかしたい、楽しく肩の力をぬいた生活がしたいとの思いから高校の教師を退職後
も今日の活動にいたっているとのこと、本当に自分が変わりたいと思えば変わること
ができる、そして相手との関係も変えられる。性は人生そのものを考えるもの、年を
かさねていく中でも学びながらいくものだと思うとむすばれました。

【その他】
昨年7月20日、21日に開催された男女共同参画フォーラムの報告書が作成
されました。その一部分が県の男女平等推進課だより“ふれ愛ほっとらいん”
に掲載されましたのでご紹介します。

住田裕子弁護士と平山前知事の基調対談より

「今、「男らしさ、女らしさ」の議論の中で、男女共同参画の考え方は、生物学的な男
女の差を否定して中性化させようとするものだ、との誤解が生まれています。一般的に
男性の方が力が強いし、その意味での男らしさである、決断力とか勇気とかは、女性が
持っていてもいいし、気配りとか人への優しさなどのよい意味の女らしさは、男性にも
あったほうがいいでしょう。その方が出世するんじゃないですか。」

「女性のチャレンジを阻止しているのは、社会的な風潮・規範だと思うんです。それを
1回白紙にしてみると、この規範はおかしいということが分かりますが、なかなかそう
はいかないんです。私はこれから、チャレンジモデルを作るときに、作ったモデルが社
会の一般常識・風潮から見ていいことだと思われるかが課題になると思います。チャレ
ンジする女性が白い目で見られるのではまずいので。」

神津カンナさんの特別講演より
「どんな家庭、夫婦関係、パートナー関係、親子関係であっても、間違いというのはない
ような気がします。その人たちがそれでよいというものを創っているのであれば、認めて
いかなければならないと思います。専業主婦や仕事をし続けて独身の人がいてもいいと思
います。これからは、昔と変わり、寿命が延び、雇用の形態が変わり、生活形態もどんど
ん変わってきている中では、いろんな人生があるのも仕方ないと思います。その中でそれ
ぞれがそれぞれをどのように認めていくかを、自分がどのような責任を取っていくかとい
くことと一緒にして、私たちは考えていかなければならないと思います。」

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